ます。メッツでホイールアライメント調整をしてもらいましたが調整限界を超えていて数値がでません。無理
やりまっすく走るように調整してもらっていました。それでも左に流れてしまいます。
そこで、PorscheEGO誌でも有名な「ボディファクトリオギノ」というボディーの修理を専門にやっている工場を訪ねました。
とりあえず、下回り目視で見てもらったところ左側（運転席側）フロントサスペンション全体が後ろに16oぐらいさがっている
のとクラッチペダル下のフロアーが歪んでいることが分かりました。
そこで、フロントのみ修正してもらうつもりで、セレットのフレーム修正機に乗せてもらうことにしました。
フロントサスペンションは全て外して治具を当てます。リアはトーションバーの出ているところとギアボックスを固定している
あたりに治具を当てます。このギアボックスあたりが一番狂いがなく治具が基準になるとのことです。
フロント右（助手席）側の治具です。ボディ側に付いている赤い治具とセレットベース側に付いている青い治具のずれが矢印
の目盛りで見ることができます。ボルトを入れた状態で治具がきちっと付いていて目盛りのずれがほとんどないのでこの辺
はOK？
フロントバンパー右側の取り付け部分です。治具はセレットベース側に固定しています。見事に隙間が開いています。
フロントが運転席側に曲がってしまっているのが分かります。
フロントバンパー左側の取り付け部分です。分かりづらいですが、セレットベース側の片側（写真では左側）が浮いていて
まっすぐ立っていません。
フロントのサスペンションアッパーの取り付け位置です。右（助手席）側の方がきちっと入らないみたい。
問題の左（運転席）側です。
トーションバーの前側の取り付け位置です。治具がボルト固定穴から明らかにズレています。
トーションバー後側の取り付けは、明らかに目盛りがズレており、さらにベース側の治具にボルトが入らないほどズレています。
ボディー下回りを見てみると、、黒丸の部分が歪んでいるのがわかります。。か？下の丸がクラッチペダルの下あたりです。
930はサスをヒットするとこの辺が歪んでしまうみたいです。
左（運転席）側のドアの隙間です。フロントが後ろに下がっているのにここの隙間が広いということは、リアフェンダーを板金
している可能性があります。立て付けが悪いということになります。仮にフロントを引っ張ってもとの位置に戻すと、この隙間
が広がってしまいドアが閉まらなくなる可能性があります。右の写真の後姿の人がFlatSix誌で全損のポルシェターボ（ナイト
クロウ）を直した原山さんです。
リアは目視では歪みは分からなかったのですが、セレットに乗せると明らかで、治具がズレています。外側にズレている
ということは後ろから見るとハの字になっているという感じ。フロントだけでは済まなかったなー。
フロント足回りです。特にヒットしたり曲がったりした様子は無いと思うけど。。
さて、どんな事故でこのような歪みが出たかですが、多分、フロント左（運転席）側サスもしくはタイヤをかなり強くヒットした
ものと思われます（私が事故したわけではありませんよ）。リアはちょっと分からないですが、左リアフェンダーは明らかに
取り替えています。また、ドア、エンジンフード、左フェンダーなどのチリが合っていません。総合的に骨格が歪んでいる
感じでフロントを引っ張って直すだけでは修復できなみたいです。フロントを多少引っ張り、足回りを組んでホイールアライメント
をすると大体３５万円ぐらいだったのですが、リアの修復もやらないとダメで、さらに、引っ張るとドアが閉まらなくなる可能性
があるので、リアフェンダーの付け直しなどの板金も必要になるとのことです。あちこちズレるのであちこち取り付けの調整
も必要そうです。なんと現在リアフェンダー１枚新品で５０万するらしいです。また、サスペンション部品は組んでアライメント
を取ってみないと分からない様子です。
現在口頭の見積もりだと１５０万ぐらい、、、、