ドアミラーがゆるんで軸から抜けてしまいました。
ガタが出た時点で締め直しておけばよかったのですが、軸から外れてしまうと
全部ばらさないと直せません。結構大変です。
注)この作業は素人には難易度が高いです。専門業者に依頼した方が良いです。作業する場合は自己責任でお願いします。
こんな感じでドアミラー本体が軸から取れてしまいました。まず、ミラーを外します。外し方は下記の取り付けの手順と
反対です。本体の下からマイナスドライバーを入れてプラスチックの止め具を回して外します。
(無理にミラーをこじったりするとミラーが割れたり内部のプラスチックのつめが折れたりするので注意です)
次にモータ部分を外します。そうするとドア側とモータ側をつないでいるケーブルのコネクターが出てきます。
なんとこのコネクター自体を外さないとこのケーブルをドアミラー本体から抜くことができません。
実は以前同じタイプのドアミラーを中古で購入していました。そのドアミラーではケーブルが切断してありました。
そのコネクタが右写真です。右写真にあるように先端を平らに加工した針金をコネクターの端子が入っている穴に入れて
引っかかり部分を押して中の端子を抜いていきます。本来なら端子抜き用の特殊工具が必要です。特殊工具があれば
すぐ抜けるみたいですが、この方法だとすごく大変です。
平らにした針金はこんな感じです。１時間ぐらいかけて全部の端子を外しました。これで本体をドアから外せます。
このケーブルも一度切断していますねーー；端子の形状はこんな感じです。真中あたりにつめが出ていてコネクタ本体
の穴の中に引っかかるようになっています。
以前購入したドアミラーと比較です。どちらの写真も左側が購入したものです。９６４の前期についていた物らしいです。
製造年月日が刻印されていますが、90年代でした。また部品番号の下一桁が02から03に上がっていました。
多少個々の部品の形状が異なりました。ドアの取り付け部分、コネクターは同一でした。
問題の軸の外れた部分ですが、軸にバネが入っているので星型のレンチを入れて思いっきり押して回さないと
固定できません。軸の中にケーブルが入った状態だとこの作業ができないので全ばらしになるわけです。
あまりきつく締めるとドアミラーを倒すことができないぐらい硬くなるので注意です。
軸が固定できたらドアに仮固定して、ケーブルを仮接続して動作確認しました。ちなみにもともと着いていたドアミラー
はキズが多く古いタイプ(85年以前？)のものだったようなので中古で購入したものを付けました。
コネクタのピンアサインも確認して問題なかったので端子をコネクターに取り付け、接続しました。
ミラーの取り付けですが、まずミラー側とモータ側の矢印部分を合わせてます。そして右写真の矢印部分を下記右写真の
ようにドアミラー本体のゴム部分の下に開いている穴からマイナスドライバを入れてスライドさせます。
そうすると、ミラー裏側のリング状の固定部材が回転してミラーがモータ側に固定されます。
で、ドアミラーをドアに固定して終了です。中古ドアミラーは若干エクボがあるので気になりますが、比較的塗装は綺麗です。
もともと付いていたドアミラーは塗装が剥げて下地の白が出ていてちょっとかっこ悪かったので交換して良かったです。